フィリピン留学2
TOEICを終えた私は焦っていた。
何故なら、座学ばかりしていたから全く話せないのである。
持ち前の救い様の無いレベルのシャイな性格がスピーキングの向上に余計に歯止めをかけていた。
授業を全てスピーキングに切り替えたが効果はあまりなくフラストレーションで時々泣きながらの日々を過ごしていた。
泣きっ面に蜂で、また風邪を引いた。
その時は1週間バファリンで戦ったがギブアップ。
副鼻腔炎になっていたと思う。
何を食べても味がしない。
ついに初病院に行くことになる。
半ば意識朦朧としながら待ちやっと自分の番になり診察室へ。
そこにはやたらギラギラした金持ちそうなフィリピン人が座っていた。
(だ、大丈夫かよ……この人…)と、思いつつ診察を受ける。
薬を処方してもらったが脳天を突き抜けるような苦味のある薬
なかなかレアな体験でした。